スタンダードロボットの「AMR 600-CE/SRL」が、安全で信頼性の高い自律型移動ロボットであることでTÜV(テュフ ラインランド)のCE認証を取得しました。CEマークは、EU法に基づく製品の必須な安全マークであり、製品が欧州市場に参入するための必要不可欠の認証である。 テュフ ラインランドは、EUから正式に認可された独立した第三者認証機関で、品質と誠実さの世界的な基準とみなされています。

今回の認証は、2020年に発行された最新のEU規格ISO3691-4:2020に基づいており、この規格は「これまでで最も厳格で包括的なEU安全規格」と言われており、ロボットの安全性能に高い要求を課しています。

制御システムの設計、部品の選定、ロボットの構造などにおいて安定した信頼性があり、人や環境、他の機械装置との連携において高い安全性を維持していること、また、経年劣化や使いすぎによるリスクを防ぐために、一定期間の使用後に再評価されることが求められています。

AMR 600-CE-SRLは、スタンダードロボット社が海外市場向けに開発した産業用自律移動ロボットで、定格荷重600kg、昇降モジュールを搭載し、独自の高精度レーザーSLAMナビゲーション方式を採用しています。デュアルLIDARを搭載し、360°の安全スキャンを実現しています。また、デプスカメラにより3次元の環境認識を行い、デュアルレーダーと組み合わせ、より豊かな情報で安定した障害物回避を実現しています。また、エッジ近接検知センサーは、エッジ検知を行い、環境検知の死角をなくし、 複雑な環境下で、インテリジェントに障害物を回避・迂回し、高い安全性能を維持することで、自身の安全、人や環境の安全を守ります。

AMR 600-CE-SRLは、その品質と性能が評価されて認証を取得したもので、製品の品質や安全基準、ISO13849-1:2006によって定められたPL（パフォーマンスレベル）はレベルD、国際的に安全性の高い自動搬送ロボットであることが証明されました。